キャッシュフロー計算書

キャッシュフローについて具体例からみっちり解説!(図解豊富)

2023年8月8日

キャッシュフローとは

キャッシュフロー計算書とは我が国においては2000年から導入された新しい財務諸表ですが、そのキャッシュフロー計算書が報告の対象としているのがキャッシュフローです。

キャッシュフローとは、キャッシュフローという名前の通り資金の流れのことです。

流れ=資本の循環

しかしキャッシュフロー(資金の流れ)とは川の水や蛇口から出てくる水のような一方的な流れではないです。ここがちょっと難しいです。

会社の資金は売上や仕入等の取引に伴い、さらには給料の支払いや家賃の支払いなどによって出て行ったり入ってきたりぐるぐる循環しています。キャッシュフローとは、会社から出て行ったり入ってきたりとぐるぐる循環している資金の純増加のことをいいます。

ニュアンス的には流れというよりは循環のほうが近いです。

キャッシュフローの具体例

シンクに水を張る場合を例にすると次のとおりです。

  • シンクに溜まっていく水の流れが「キャッシュインフロー」
  • シンクからあふれ出ていく水の流れが「キャッシュアウトフロー」
  • シンクの水の純増加分が「キャッシュフロー」です

貸借対照表の現預金とは

貸借対照表の現預金を先ほどのシンクの水に例えるとこんな感じです。

  • 蛇口を開いた時点でシンクに溜まっていた水の量が「貸借対照表の前期末現預金残高」
  • 蛇口を締めた時点でシンクに溜まっていた水の量が「貸借対照表の当期末現預金残高」

中の人

事業会社の財務担当者として勤務していたことがある異色の経歴の勤務税理士。したがって税務はもとより資金繰り、財務関係も詳しいです。休日に植物いじるのが趣味。あと猫好き。独立するまでは氏名非公開でやっていきます。

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