財務分析でよく使う36の指標の計算式と目安を、A4用紙1枚にまとめた早見表です。各指標の詳しい解説は財務分析指標一覧をご覧ください。

A4用紙1枚に印刷できる財務分析指標の早見表です。デスクに貼ったり、決算書と並べて見たりするのに便利です。印刷ボタンを押すと、この表だけがA4縦1枚に収まるように印刷されます。

財務分析指標 早見表計算式と一般的な目安

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安全性(短期の支払能力)
流動比率1年以内の支払能力 流動資産 ÷ 流動負債 ×100 150%以上
当座比率換金しやすい資産での支払能力 当座資産 ÷ 流動負債 ×100 100%以上
キャッシュ比率すぐ使える現金での支払能力 現金及び現金同等物 ÷ 流動負債 ×100 比較
キャッシュフロー比率本業の稼ぎで短期負債を返せるか 営業CF ÷ 流動負債 ×100 比較
安全性(長期の財務体質)
自己資本比率返済不要の資金の割合 自己資本 ÷ 総資本 ×100 40%以上
負債比率自己資本に対する負債の重さ 負債合計 ÷ 自己資本 ×100 100%以下
D/Eレシオ借入金への依存度 有利子負債 ÷ 自己資本 1倍以下
固定長期適合率設備を長期資金でまかなえているか 固定資産 ÷(自己資本+固定負債)×100 100%以下
固定比率設備を自己資本でまかなえているか 固定資産 ÷ 自己資本 ×100 100%以下
インタレスト・カバレッジ・レシオ利息の支払余力 (営業利益+受取利息・配当金)÷ 支払利息等 3倍以上
債務償還年数借入金を何年で返せるか 有利子負債 ÷ 営業CF 10年以内
収益性(稼ぐ力)
売上高総利益率商品・サービスそのものの儲け 売上総利益 ÷ 売上高 ×100 業種差大
売上高営業利益率本業の儲け(10%以上は高収益) 営業利益 ÷ 売上高 ×100 5%前後
売上高経常利益率財務活動も含めた毎期の実力 経常利益 ÷ 売上高 ×100 3〜5%
売上高当期純利益率最終的に残る利益の割合 当期純利益 ÷ 売上高 ×100 比較
キャッシュフローマージン売上がどれだけ現金を生んだか 営業CF ÷ 売上高 ×100 10%以上
収益性(資本の効率)
ROA(総資産利益率)資産全体でどれだけ稼いだか 利益 ÷ 総資産 ×100 5%以上
総資産経常利益率日本で一般的なROA 経常利益 ÷ 総資産 ×100 比較
ROE(自己資本利益率)株主の出資でどれだけ稼いだか 当期純利益 ÷ 自己資本 ×100 8%以上
総資産回転率資産を売上に変える効率 売上高 ÷ 総資産 1回前後
財務レバレッジ自己資本の何倍の資産を動かすか 総資産 ÷ 自己資本 2〜3倍
経営資本営業利益率本業に使う資産の収益性 営業利益 ÷ 経営資本 ×100 比較
資金繰り・回転期間
現預金月商比率手元資金が月商の何か月分か 現金及び預金 ÷ 月商 1.5か月以上
手元流動性比率短期の支払余力 (現預金+短期有価証券)÷ 月商 1〜1.5か月
売上債権回転期間売上を回収するまでの期間 売上債権 ÷ 月商 1〜2か月
棚卸資産回転期間在庫が売上の何か月分か 棚卸資産 ÷ 月商 業種差大
仕入債務回転期間仕入代金を払うまでの期間 仕入債務 ÷ 月商 比較
株主・株価
配当性向利益のうち配当に回した割合 配当金総額 ÷ 当期純利益 ×100 30〜40%
EPS1株当たりの稼ぐ力(円) 当期純利益 ÷ 期中平均株式数 増加傾向
PER利益に対する株価の割高・割安 株価 ÷ EPS 比較
PBR純資産に対する株価の水準 株価 ÷ 1株当たり純資産 1倍が目安
生産性・損益分岐点
労働分配率付加価値のうち人件費の割合 人件費 ÷ 付加価値 ×100 50〜70%
労働生産性1人当たりの付加価値 付加価値 ÷ 従業員数 比較
労働装備率1人当たりの設備投資額 有形固定資産 ÷ 従業員数 比較
損益分岐点売上高利益がゼロになる売上高 固定費 ÷ 限界利益率 —
損益分岐点比率低いほど売上減少に強い 損益分岐点売上高 ÷ 売上高 ×100 80%以下
ROEの分解(デュポン分析)
ROE = 売上高当期純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ
よく使う言葉
月商=売上高÷12 自己資本≒純資産 総資本=総資産 当座資産=現預金+売上債権+有価証券
ROAの分解
ROA = 売上高利益率 × 総資産回転率
目安の見方
目安は一般的な水準です。業種で大きく異なるため、同業他社や過去の数値と比べて判断してください。「比較」は決まった目安がない指標です。