キャッシュフロー比率とは
キャッシュフロー比率とは、営業活動から生み出されるキャッシュフローが流動負債をどれだけカバーしているかを示す指標です。営業キャッシュフロー比率とも呼ばれます。算式は次の通りです。
キャッシュフロー比率はOperating Cash Flow Ratioと英語表記されます。
日本ではキャッシュフローという単語が独り歩きしていますが、キャッシュフローは営業キャッシュフローか投資キャッシュフローか財務キャッシュフローどれかに必ず帰属します。その意味でキャッシュフロー比率よりオペレーティングキャッシュフロー比率、営業キャッシュフロー比率と表記したほうが正確ですが日本語では長い言葉は好まれませんよね。
営業キャッシュフローを使った財務分析指標としてはキャッシュフローマージンというものもあります。
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キャッシュフローマージン(Operating Cash Flow Margin):営業CF/売上高
キャッシュフローマージンとは キャッシュフローマージンとは、売上高に対する営業キャッシュフローの割合を言います。 キャッシュフローマージンはOperating Cash Flow Marginと英語表 ...
キャッシュフロー比率とは
キャッシュフロー比率は、その会計期間中に産み出された営業キャッシュフローで期末の流動負債を返済できる回数を示します。高ければ高いほど、流動負債を返済するために必要な資金を営業活動から生み出していることを意味し、1倍以上であることが望ましいとされます。
流動比率や当座比率と同様に短期的な流動性を評価する指標ですが、キャッシュフローは会計的に操作することが難しいためより信憑性が高く、投資家に好まれる指標といえます。