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目次
  1. 資金繰り分岐点売上高とは
  2. 資金繰り分岐点売上高の算式
  3. 必要資金の計算

 

資金繰り分岐点売上高とは

損益分岐点とは、総費用と売上高が等しくて利益も損失も発生しない売上高でした。詳細はこちらをご覧ください。

そして実際、損益分岐点となる売上高を稼ぐことができれば利益も損失も発生しません。収益と費用がトントンになります。しかしそれだと借入金の返済資金だけ資金が不足するため資金繰りが厳しくなります。

したがって借入金の返済資金などの資金繰りも考慮したうえで損益分岐点を分析したいというニーズを満たすために考案されたのが資金繰り分岐点分析です。損益分岐点分析の算式の応用です。


資金繰り分岐点売上高の算式

資金繰り分岐点売上高は目標利益達成売上高の算式と同じように損益分岐点売上高の算式をアレンジして分子の固定費に必要資金を加算して計算します。



ちなみに参考までに下が損益分岐点売上高の算式です。

損益分岐点売上高

なぜ損益分岐点売上高の算式の分子の固定費に必要資金を加算するのかという理由に関しては下の図解をご覧いただけますと一目瞭然だと思います。

資金繰り分岐点売上高


必要資金の計算方法

なお、資金繰り分岐点売上高の算定に際し問題となるのは必要資金をいくらとするかです。

必要資金は会社ごと異なるため各自計算していただく必要があります。

必要に応じて下記の項目を足し引きして計算してください。ちなみに、減価償却費は損益計算書上費用として記載されていますが資金の支出を伴っていないため必要資金の計算上、減算します。

加算)借入金返済額
加算)消費税納税額


減算)減価償却費
減算)その他の資金支出を伴わない費用(通常ないので無視してOK)


損益分岐点分析

損益計算書に記載されている全ての費用は売上高に対応して増減する変動費毎月一定額発生する固定費のいずれかに分解できます。

変動費と固定費

このような費用の性質を利用して利益も損失も発生しない収支トントンとなる売上高の水準(損益分岐点売上高)を分析することを損益分岐点分析といいます。

損益分岐点売上高

まとめると損益分岐点分析とは、総費用と売上高が等しくて利益も損失も発生しない損益分岐点となる売上高を分析することをいいます。


損益分岐点を図解

せっかくなので損益分岐点売上高を図解でも解説してみたいと思います。フリーハンドで構いませんのでみなさんも一度真似して書いてみると覚えやすいです。


売上高

箱の中に斜めに一本線をひきます。これが売上高です。左角が売上高ゼロを示し右に行くほど売上高が増加することを示しています。

損益分岐点の図解


固定費

次に固定費は売上高の増減に関わらず定額発生するという性質があります。したがって上の売上高のグラフに固定費を書き込むと次のようになります。

損益分岐点の図解


変動費

そして変動費は固定費に上乗せされる形で売上高に対応して一定割合で発生します。これをさらに書き込むと次のようになります。

損益分岐点の図解


損益分岐点売上高

最後に売上高と総費用(固定費と変動費の合計)が重なる点が損益分岐点売上高となります。

損益分岐点の図解


損益分岐点分析を自動計算するエクセルテンプレート

損益分岐点の計算は上記のとおりただの定型計算ですのでこれを自動計算するExcelテンプレートを作成して公開しています。これを使うと簡単な入力で損益分岐点売上高が計算できます。

さらに損益分岐点分析には資金繰りまでを考慮した「資金繰り分岐点分析」、「法人税までを考慮した資金繰り分岐点分析」などもありますがそれも全て自動計算可能です。ちなみに無料です。


 

財務分析指標を自動計算してくれるExcelテンプレート

財務分析指標をまとめて自動計算してくれるExcelテンプレートを作成致しました。無料です。




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