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目次
  1. 有形固定資産回転率とは
  2. 有形固定資産回転率の意味
    1. 有形固定資産回転率は多ければ多いほど良い
    2. 設備投資をすると有形固定資産回転率は下がる
  3. 法人企業統計調査
  4. 有形固定資産回転率は分母に有形固定資産を使う

 

有形固定資産回転率とは

有形固定資産回転率とは売上高と有形固定資産の比率です。効率性分析の指標です。

有形固定資産回転率の算式は次のとおりです。

有形固定資産回転率


有形固定資産回転率の意味

有形固定資産回転率は売上高を有形固定資産で割って求めます。

算式は総資産回転率売上債権回転率棚卸資産回転率と構造的に全く同じです。売上高を資産で割ることで売上高がその資産の何倍になっているかによってその資産の利用度を分析します。ちなみに総資産回転率の算式は次のとおりです。

総資産回転率

そして総資産回転率がそうであるように有形固定資産回転率も回転率となってますが意味としては倍率を示します。

なお総資産回転率がだいたい1倍ないし2倍であるのに対し有形固定資産回転率は3〜4倍くらいになるのが普通です。


有形固定資産回転率は多ければ多いほど良い

有形固定資産回転率は売上高が有形固定資産の何倍になっているかをみる指標です。総資産回転率と同じで多ければ多いほど資本効率が良いことを意味します。


設備投資をすると有形固定資産回転率が下がる

ただし、企業が一時的に多額の設備投資を行った場合には有形固定資産が増加することで、その会計期間の有形固定資産回転率が低下します。その場合には有形固定資産回転率の低下がそのまま収益性の低下につながるとは限らないということに注意が必要です。


法人企業統計調査

有形固定資産回転率

ちなみにこちらの図解は財務省が公開しいている法人企業統計調査からの抜粋です。


有形固定資産回転率は分母に有形固定資産を使う

有形固定資産回転率は設備投資がどの程度売上高獲得に利用されているかを分析する指標です。したがって算式の分母は有形固定資産(建物、機械、工場設備等)とすることで無形固定資産や投資等は含めないほうがおすすめです。

ただし無形固定資産を多く保有する業種である場合には分母の有形固定資産に無形固定資産も加算したほうがより設備投資の実態に近い分析が可能になりますので加算するべきです。ただし間違っても投資その他の資産は算式に含めるべきではないです。

なぜなら投資その他の資産から生じる損益は損益計算書の営業外損益の区分に記載される有価証券売却益、受取利息配当などであり売上高獲得には一切貢献していません。

ちらっとネット検索しましたら投資その他の資産も分母に含めるなどと記載してあるサイトがありびっくりしました。


 

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