PER (Price Earnings Ratio)とは
PER(株価収益率)とは、株価と一株あたり利益(EPR)との関係性を示す指標です。
通常PERは一株当たり利益の10倍くらいあることが普通です。
ちなみに例えば当期純利益が1億円でPERが10倍の場合には株価に発行株式数を乗じて計算した時価総額が100億円だということです。つまり1億円の利益を稼ぐ会社を100億円で完全子会社化できるということです(現実的にはそれは難しいですが理論的な意味合いとしては。)
なお分母の一株あたりの利益(EPS)には実績値ではなく予想値を使うのが一般的です。
PERに関する詳しい解説
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PERが低いほど株価が割安とはいえない
一般的にPERは低ければ低いほど株価が割安な傾向であるといえます。
ただし株価は単純に当期純利益(予想額)の増減により上げ下げするものではなく業界に対する期待度であったり、その会社の注目度や話題性等にも大きく左右されるため複数の会社のPERを比較してPERが低い会社の株式は割安であるから買うべきだとはなりません。
業種によっては毎年増収しているのにPERが1倍にも満たない会社もあります。
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