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キャッシュフローマージンとはキャッシュフローマージンとは、売上高に対する営業キャッシュフローの割合を言います。収益性分析の指標です。 営業利益と営業キャッシュフローの差異営業利益と営業キャッシュフローは正常な会社であれば通常だいたい一致します。いろんな会社の決算書を見てみれば分かりますが実際にだいたい一致してます。正確に減価償却費の分だけ営業キャッシュフローのほうが大きくなりますが。 売上債権の回収が滞留その代表的なのが売上債権が滞留している場合です。この場合滞留額だけ損益計算書で計上された営業利益より営業キャッシュフローは小さくなります。 数期間の推移を比較する営業利益率とキャッシュフローマージンは正常な会社であれば通常だいたい一致するというのは前述のとおりですが、逆に言いますと何かしら異常があると乖離します。したがってキャッシュフローマージンは単年度の数字を使って単純に同業他社等と比較するだけではなく、営業利益率と併せて過去5期間くらいの推移を比較するべきです。 キャッシュフローマージンの利点その1営業利益とは会計処理により計算された数字であるのに対し営業キャッシュフローは実際の現預金の収支(事実)です。つまり営業キャッシュフローとして計上された金額だけ実際に現預金が増加してます。 キャッシュフローマージンの利点その2利益は意見でキャッシュフローは事実であるとよく言われます。この意味としては、利益とは会計処理により計算された数字でただの意見に過ぎないのに対し、キャッシュフローは資金の増減という客観的な事実だということです。 キャッシュフローマージンの利点その3現行制度会計上、収益は実現の時点で計上されるため利益は実際の入金より前倒しで計算されます。 キャッシュフローマージンは投資先企業の選定に使われるキャッシュフローマージンは主に投資家が投資先企業の選定に使うことが多いです。したがって上場企業においてはキャッシュフローマージンを意識した経営をすることで株価が上がりやすくなるメリットがあります。具体的には売上債権の滞留があれば早期に対処を行ったり在庫管理を徹底する等ですが意識しているかどうかでかなり変わってきます。 財務分析指標を自動計算してくれるExcelテンプレート財務分析指標をまとめて自動計算してくれるExcelテンプレートを作成致しました。無料です。
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